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マンション管理士の合格率がとてつもなく低い理由

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相談マンション管理士試験の合格率は、資格試験の開始当初から10%を切る合格率となっており、かなり合格率の低い難関試験であると言えます。

この合格率だけを見ると試験を受ける気も失せてしまいそうになりますが、そもそも、なぜこんなに合格率が低くいのでしょうか?

ここでは、過去の通関士試験の合格率の推移、そしてなぜここまで合格率が低くなってしまっているかを解説しておりますので、その辺りを一緒に探っていきましょう。

まずはマンション管理士試験の合格率の推移から

以下に平成17年度~令和元年度までの過去15回分の試験結果の情報とその合格率推移をまとめてみましたので、まずは過去のマンション管理士試験の合格率がどのように推移しているのかを見ていきましょう。

年度受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率合格点
平成17年26,1841,9097.3%34点
平成18年21,7431,8148.3%37点
平成19年19,9801,4797.4%36点
平成20年19,3011,6668.6%37点
平成21年19,1201,4447.6%34点
平成22年17,7041,5248.6%37点
平成23年17,0881,5879.3%36点
平成24年16,4041,4989.1%34点
平成25年15,3831,2658.2%38点
平成26年14,9371,2608.4%36点
平成27年14,0921,1588.2%38点
平成28年13,7371,1018.0%35点
平成29年13,0371,1689.0%36点
平成30年12,3899757.9%36点
令和元年12,0219918.2%37点

マンション管理士試験 過去15年間の受験者数/合格者数/合格率の推移

合格率については、マンション管理士試験の開始当初から概ね変わらず7~9%の間となっており、10%を超えることがない難関資格であることがわかります。

ただ、それ以上に気になるのが、、、

受験者数の減り方がハンパないっ!

おそらくココまできれいに年度を重ねるごとに受験者数が減っている資格試験も逆に珍しいんじゃないでしょうか?(国家資格なのに。。。)

まぁ、受験者数が減少しているのにはいくつか理由がありますが、やはり大きいのが同じ難易度の資格に比べて取得メリットが少ない点が挙げられます。

同じ合格率の試験で言えば、社会保険労務士や行政書士などは、資格保有者でしか行うことができない独占業務があり、独立開業も出来るという点で人気がありますが、マンション管理士においては、独占業務と言われる仕事がなく、この資格単体では独立することが出来ないんですね。

もちろん、不動産業界に身を置かれている方であれば、マンション管理士資格を保有することで業務の幅が広がりますし、また、これから不動産業界/マンション管理会社に就職・転職を希望される方であれば、募集要項にマンション管理士資格が書かれていることも多いので、それなりのメリットはあります。

が、メリットと難易度のバランスがイマイチなためにこういった人気に繋がっていると言わざるを得ない感じです。

まぁ、ここは国の法律が改正されて、マンション物件の売買には宅建士とマンション管理士の両方の資格が必要とか、独占部分を持つようになれば爆発的に受験者数は増えるんじゃないでしょうか。(エライ人おねがいします<(_ _)>)

と、話が超絶に脱線してしまいましたが、そろそろ本題である合格率の低い理由について管理人の見解を述べていきたいと思います。

合格率が低い理由その1:受験制限がない

これはどの資格試験においても言えることなんですが、受験制限がない資格試験についてはあまり試験勉強をしていない(もしくは全くしていない)状態で突撃される方、会社で強制的に申込みさせられたからとりあえず受験しに来た方等、いわゆるヒヤカシ受験生が多くなる傾向にあります。

まぁ、これはこれでマンション管理センター側のイイお客さんと言えるため、運営側としては非常にありがたい話ではありますが、まじめに受験する側としては無駄に合格率が低く見えてしまうため、気負ってしまう要因にもなります。

実際のところ、ヒヤカシ受験生の割合が公式発表されてるわけではないので人数は不明ですが、受験生のおそらく3~4割はそういう方だと言えますので、きっちり試験対策をしてきた受験生での合格率については15%あたりになってくると勝手に予想しております。

合格率が低い理由その2:管理業務主任者で5点免除される罠

これはマンション管理士試験特有の理由となりますが、学習範囲がモロ被っている管理業務主任者の資格を保有している場合、その資格保有者がマンション管理士試験を受験するとマンション管理適正化法に関する問46~50までの5問分が正解とみなされます。

なので、管理業務主任者の資格を持っている方は点数のアドバンテージを持った状態でマンション管理士試験を受験することが出来るので「じゃぁ、ついでに狙っちゃいますか?」という心境に至ると思います。
※逆にマンション管理士資格をもっていると、管理業務主任者試験の同範囲が5点分免除されます。

ただし、ここに罠があり、管理業務主任者とマンション管理士とでは難易度の差がかなり大きく、管理業務主任者のノリで受験された方の多くが難易度の壁にぶち当たってしまい、アドバンテージを活かせぬまま不合格となられております。

さきほど挙げたヒヤカシ受験生に比べれば人数は少ないですが、このケースで受験される方もおられるため、必然的に不合格者母数は増えてしまっております。

合格率はあまり気にしないように!というのが結論

マンション管理士試験の合格率は本記事で解説している通り、こういった要因により現在の7~9%前後の合格率に落ち着いております。

ただし、試験自体の合格基準としては受験者の上位○○人とかの判定ではなく、50問中38問正解していれば、ほぼ合格となります。
※過去に実績を踏まえたボーダーなので「ほぼ」としてます。

なので、ここまで説明しといてアレですが、マンション管理士試験の合格率のことはあまり気にせずに、本試験で38問正解をクリアすることにだけ専念するようにしましょう!

ちなみに、試験当日の受験会場では「コイツら全員ヒヤカシだろ?」くらいのつもりで臨めば多少気は楽になると思いますよ。

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